初対面での会話を楽しむためのコンパス
二人が出会ってから結婚までの道のりは様々。育ってきた環境も経験も全く違う二人ですから、ときにはすれ違ったり、迷ってしまうこともあるでしょう。
そんな時に進むべき道を示してくれるのが“コンパス”。不安やお悩みにお答えできるようなコンパスを3回にわたってみなさんにお届けしたいと思います。
キュン活アドバイザー
織姫(おりひめ)
恋愛の女神兼とちぎ結婚支援センターで会員のサポートをする結婚相談員。頼りになるお姉さま。
初対面での会話のポイント
異性との会話に限らず社会生活を送る上で、相手とのコミュニケーションの取り方ってとても大切で、とても難しい問題よね。特に初対面の相手に対しては、緊張もするし上手く会話できているか不安に感じることもあると思うわ。まずは、初対面の相手との会話の注意点を押さえておきましょう!
初対面では控えた方がいい話題5選
① 過去の恋愛歴
“今までの交際人数は?”、“婚活をはじめてどのくらい経つんですか?”等…聞いたところで、誰も幸せになりません。過去の恋愛歴を気にしている人もいるので、初対面では避けた方が無難です。それよりも、これから先の将来の話をする方が、建設的でポジティブに会話を楽しめるはずです。
② 宗教観や政治観に関する話題
宗教観や政治観は、人それぞれ違います。それを否定したり、自分の価値観を一方的に相手に押しつけるような行動、話題は避けた方がいいでしょう。
③ 自慢話や過去の栄光物語
自分をよく見せようと、ついつい自慢話や昔の輝かしい思い出話をしてしまうこともあるかと思いますが…、あまりにしつこいと聞いている相手もいい気はしないので、やめておきましょう。
初めてお会いする方とは、気持ちよく対話することを心がけて!
④ プライベートに踏み込みすぎた話題
相手の住んでいる市町程度であればいいですが、“○○市のどの辺ですか?”、“○○(施設名等)の近くですか?”等、場所が特定されるような質問はNGです。相手に警戒心を与えてしまいます。
⑤ ネガティブ話
悪口や何かの批判、愚痴は、誰が聞いてもいい気はしないですよね。また“どうせ自分なんて…”といったネガティブなワードもNGです。関係が親しくなってからであれば、少しくらい愚痴をこぼすのも許容範囲ですが、初対面にも関わらずネガティブな話ばかりする相手とは一緒にいたいと思えないですよね。
相手のことを知りたい一心で、いろいろ聞きたくなる気持ちもわかる!でもね、一方的な質問やプライベートに踏み込んだ話は、相手に警戒心を与えてしまうことがあるの。相手の反応をみて、話題を変えたり、会話のキャッチボールを意識することが大切よ!考え方や会話のペースも違うのだから、相手が不快に感じない距離感を保つことが肝心。あと基本的なことだけど、初対面なので、まずは丁寧な言葉遣いを意識してね。
楽しく会話するポイント
自分は話ベタだ…と感じているそこのあなた!!素っ気ないのは、あなたの話がつまらないのではなく、あなた自身の相手に対する反応が素っ気ない、ってことはない?あなたの話の内容よりも、あなた自身の話し方や反応を見直してみるもの重要よ。
好感の持てる話し方
同じ会話をするにも、話し方一つで全く違う印象を相手に与えてしまうものです。
例えば、
パターン①
Aさん「休みの日は、何をして過ごしていますか?」
Bさん「家事以外、特になにも…」
Aさん「そうなんですね…」
パターン②
Aさん「休みの日は、何をして過ごしていますか?」
Bさん「週末は家事をすることが多いです。好きな音楽を聴きながらするとはかどるんですよ!」
Aさん「そうなんですね。どんな音楽を聴かれるんですか?」
どちらも“休みの日は、家事をしている”ことを伝えていますが、話し方一つで全く違う印象になりますよね。相手に素っ気ない反応をされると、会話をする気が失せてしまいます。自分から話題を振って、それに興味があれば、お相手の口数も多くなります。円滑に会話をしたいのであれば、自分の話し方やお相手の反応も意識してみることも大切です。
また会話をつなげるテクニックの一つとして、パターン②のように、質問に対する返答だけをするのではなく、
+αの情報を加えることで
相手も話しを振りやすくなるので、おすすめです。
初対面で会話することに苦手意識がある場合は、無理して自分から会話を振らないのもありよ!
ただその場合、話をしている相手に対して、相づちをうったり、リアクションをしたり、“あなたの話を聞いていますよ”、“あなたに興味がありますよ”というポーズを取ることは忘れないで!
会話がふと途切れても心配しないで。困ったときもきっと「笑顔」があれば切り抜けられるわ。